尺貫法(しゃっかんほう)

長さの単位を尺、体積の単位を升、質量の単位を貫とするわが国古来の度量衡法である。現在はメートル法が使われている。

日常的に使われる各資料(図面・調書等)の中には、尺貫法により表示されたものが多いので、長さと面積については次の換算方法により対応すると便利である。

1メートル=0.5500間 1平方メートル=0.3025坪(0.55×0.55)

(1)メートルを「間」に換算する場合
 (例)15.50m=15.50×0.55=8.525間(8間5分2厘5毛)

(2)「間」をメートルに換算する場合
 (例)6.05間=6.05÷0.55=11.000m

(3)平方メートルを「坪」に換算する場合
 (例)20.00平方メートル=20.00×0.3025=6.050坪(6坪0合5勺)

(4)「坪」を平方メートルに換算する場合
 (例)45.00坪=45.00÷0.3025=148.760平方メートル

(5)反、畝、歩、坪について

  1反= 300坪 (例) 3反5畝15歩を換算すると
1畝= 30坪 3×300+5×30+15=1,065.00坪
1歩= 1坪 1,065.00÷0.3025=3,520.661平方メートルとなる。

(6)尺・寸・分について

  1尺≒30.3030cm(100cm×10/33)
1寸≒3.0303cm(1尺の1/10)
1分≒0.3030cm(1寸の1/10)
(例)2尺5寸5分≒77.272cm・・・(2.55×30.3030)

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